プロ野球新球団についてつらつらと。 その2

新球団の参入時期に関して、「一年くらい待てば良いじゃないか」ってな声がほとんど聞こえてこなくてほっとしていたら、古田本人が言い出してしまった。いかん。これはいかんのですよ。
何としても来季からの参入にしなくてはならない理由の一つとして、前回言った、選手の確保の問題があるのです。
来季から新球団参入となれば、合併球団からあふれた選手ないし、合併に異を唱えて球団を出る選手を、新規参入球団が獲得することができます。でも、間に一年空いてしまうと、選手は合併球団なり、他の既存球団なりに分配されてしまって、選手の獲得が飛躍的に困難になってしまいます。そうすると実力のある選手がそろえられずに、実質、参入への道が断たれてしまうことになりかねないのです。
そうなった場合に、近鉄の選手たちが意を決して、「全員、一年浪人します!」とか言ってくれたら格好良いけど、そこまで選手に負担をかけてしまうのはあまりに心苦しいし、実は今季終了直後、近鉄の主力選手はオリックスへトレードされることがすでに決まっている(報道されている)ので、実現は難しいのです。
そういうことがあるので、「私見」と前置いたとしても、古田会長のその譲歩はいかがなものかと。や、もちろん選手会側にもブレーンがいらっしゃるはずなんで、色々考えてはいるんでしょうけど。うーん。
チームの数だけそろってても、あまりに実力のないチームじゃダメだと思いますよ?少なくとも今季のオリックス(ダントツの最下位チーム)と同程度…いや、それ以上には強くないと…。
(追記)
そうそう、各球団から何人かずつ選手を出し合う形での新チーム編成っていう形もあるにはあるんですが、それはそれで別の反発が多そうなんで、この場では案に入れてません。面白いとは思うんだけどね。チーム層の関係で出場できていない選手がこぞって集まるっていうチームは。巨人から江藤と清水が移籍したりね。