映画「逆境ナイン」

土曜日、見よう見ようと思っていた、映画「逆境ナイン」を見てきた。
基本的に漫画が映像化されて「すごくいい!」となることはあまりないんだけど、逆境ナインの映画は、十分に原作を生かした上での、良い意味で別物といった風に仕上がっていて、非常に楽しめた。
原作ファンならではの不満なポイントはあるけれど、それを補って余りあるバカさ加減*1。映画館でも結構笑いを取ってたよ。
名台詞「それはそれ。これはこれ。」も壮大に再現されていたし、個人的に大好きだった場面「それは、俺が3年で君は2年だから」も再現されていたし。これで、「叩けばほこりは出るっ!」も再現されていたら、さらに良かったんだけどなあ。
島本ファン100人に聞けば99人は「不安」と答えたであろう、ココリコ田中のサカキバラゴウも、全く問題なし!むしろかなり良いノリで演じきってくれていた。聞けば、田中自身、「逆境ナイン」のファンだったとのこと。なるほど、サカキバラゴウがどれだけ重要な存在かは、分かっていたのね。
あと、誰も気にしてなかっただろうけど、ファーストの後藤役だった人が、かなり似ていた。一緒に見に行った友人は「新屋敷も結構似てた」って言ってたけど、そうかなあ?雰囲気は合ってたけど。

それはそうと、劇中、原作の島本和彦先生が、野球の試合の解説者役で出演している*2
島本先生の解説者といえば、アニメ「炎の転校生」でも声をあててるんだけど、そんなことは関係なくて。
そのシーンになると、劇場で、なんか変な感じで笑いが起こるのよね。いや、確かに面白いシーンなんだどさ。それにしたって、一部の女性グループだけ、やけに反応が良い。
うーん。島本先生は、男性人気は高いかもしれないけれど、決して女性人気が高いタイプではないし、そもそも作品に人気があったとしても、本人にそういう人気は…多分ないよなあ*3。ふしぎふしぎ…。
もしかしたら、島本先生を個人的に知ってる方々なのかな?…でも、だとしたらもっと早い時期に劇場に行ってそうだよなあ。
なんて思いながら見ていたら、エンドロールにキャストとして、「関智一」の名前が。一体どこに出ていたんだろう?
うん?関智一といえば、上映時間中に変な反応を見せていたタイプの女性に人気の高い声優さん。
…!
解説者が映る場面には、必ず、横にアナウンサーも映っているじゃないか。
あの女性たちの反応は、もしかしたら島本先生演ずる解説者ではなくて、その横のアナウンサーに向けられていた?で、アナウンサーを演じていたのが、関智一? だとすると、何かとつじつまが合うぞ!
そうか、そういうことだったのか!
…でも、帰ってきてネットで調べてみたら、いろんな人が「関智一はどこに出てた?」って探してたよ。結果、確実性のある答えは見付からず。
アナウンサー役だとしたら、ファンの人なら、見つけられないわけないしなあ。
残念。推理は失敗っぽい。

*1:褒め言葉

*2:エンドロールでは「炎尾燃」でクレジットされていた

*3:やや失礼