プロ野球新球団についてつらつらと。

楽天の社長って、「プロ野球には手を出したくないねー」って言ってなかったっけ?
なんてな話は置いておいて、ライブドアに引き続いて、楽天までプロ野球の球団を持つとか言い始めてしまった。ライブドアが活動して道を築いて、後からひょっこり楽天が出てきた感じがするけど、新規参入の動きが活発になるのはあながち悪いこととも思えないし、こっちも置いておこう。
ただ、7球団ではまた日程上の不都合が生じるのは明白だし、何より選手がいない。どちらの企業も、オリックス近鉄が合併してできる新球団のプロテクト枠から漏れた選手をあてにしている。それに外国人とFA選手、場合によっては金銭トレードで他球団から移籍も考えられるが、いかんせんコマが足りない。いわゆる力のある選手というのは、合併チームが雇用するわけで、普通に考えて、今年最下位のオリックスよりも弱いチームしかできないのだ。
いくらライブドアの人気が上がっているとはいっても、目玉選手がいなくては球団を健全に運営して行くのは難しい。東北地方のよしみでダルビッシュ有を獲得したいと言っているが、いかんせんドラフトなので、どこに行くか分からない。あと、正直言うと、プロ野球球団としての育成のノウハウができていない新球団で、将来有望な選手をつぶされてはかなわない、というのも少しだけある*1
もっとも、今、合併後の現近鉄選手の扱いに関しては議論の余地が残されていて、自由契約扱いになれば、「ほぼ近鉄」というチーム編成の新球団ができあがることもありえなくはない。
オーナー会議でも決定や、本拠地の整備もそうなんだけど、選手がいなければ何もできないわけで、実質、新規参入できるのはどちらか一方ということになる。無理が通れば道理は引っ込むかもしれないが、そうすればプロ野球のレベルの低下させかねない。長期的に見ればそれは得策ではないだろう。
ライブドア楽天がそういう部分で揉めてしまって、共倒れなんてことにだけはならないでほしいなあ。

*1:まぁここらへんは、じゃあ巨人に行ったらどうなんだ、とか、広島に行ったらどうなんだ、ってことになったりもするんだけど。