PRIDE GP 2004 決勝

8月15日、さいたまスーパーアリーナで行われたPRIDE GP 2004 決勝トーナメントの地上波放送。まぁ結果も知ってるし、今さら感が強いので、詳細なコメントはなし。

…と思ってたんだけど、ヴァンダレイ・シウバ vs 近藤有己戦のあとの高田のマイクが良かった。
ランペイジ・ジャクソン、いるか」
と客席のジャクソンを呼び出して、
「ヴァンダレイとやりたいか?」
と挑発。それにすぐさま
「ヤル」
と答えるジャクソン。
「ヴァンダレイ、ランペイジの挑戦を受けるか?」
シウバもすぐさま
「ヤル」
と呼応。格好いい。…色んな意味で。
にしても、シウバのストンピングはすごかったなあ…。ストンピングって決してつなぎ技(プロレスファン的発想)じゃないよなあ。


アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs セルゲイ・ハリトーノフ
とうとうハリトーノフの試合が地上波に!何となく、無名だから今まで放映されないのかと思ってたんだけど、今までのハリトーノフの試合って、間違ってもお茶の間向けじゃないんだよね。セーム・シュルト戦とか、特に。そっちの理由だったのかな?とか、今さらながら思ってみたり。
結果は判定になっちゃうのを知ってて見ても、緊張感があって面白い試合だったなあ。試合終了間際にハリトーノフが見せた、ノゲイラの腕取りのかわし方がすごかった。プロレスのクルーザー級の試合かと思ったよ。


小川直也 vs エメリヤーエンコ・ヒョードル
結果だけ見て
「小川、(柔道技の)腕ひしぎで負けちゃ格好悪いよなー」
とか言ってたんだけど、打撃のかいぐるり方とか、結構光るものがあったんだなあ。小川の投げをヒョードルがうまく上になって倒れて、そのまま…と、結局終始ヒョードルペースではあったんだけど。
しかし、ヒョードルのパンチ、一発もまともにあたらなかったけど、すごい振りだったなあ。
負けてもハッスルをやっちゃった小川もどうだろう、とか思ってたんだけど、実際に見てみると、会場の観客たちも結構のってたみたいで、よかった。


ミルコ・クロコップ vs エメリヤーエンコ・アレキサンダー
アレキサンダー、ちょっと体がしぼりきれていない感じがするけど、これが彼のベストなのかな?動きが重そうに見えたけど。
結構均衡した試合をしてたけど、最後はあっけないまでの左ハイキック一閃。
試合後のマイク
「コンバンハー。元気デス!」
誰が教えた?その猪木風のマイク。


アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs エメリヤーエンコ・ヒョードル
ついに決勝戦。よく「四強」とかいうけど、やっぱこの二人は磐石だよなあ。正確に言うとノゲイラは突き崩せそうに見えたり、突き崩しかけられたりするんだけど、実際問題誰も突き崩せないんだから、やっぱ磐石なんだ。
結果は偶発性のバッティングでヒョードルが出血して、ノーコンテストなんだけど、怪我で試合続行が不可能なら、その選手が負けじゃないかなあ。もちろん、出血の原因が反則行為だからそうならないんだけど、バッティングって何で反則なんだろう?そこまで危険かなあ?三点ポジションで膝蹴り撃つより危険なのかな?でもバッティングがありだと、今回みたいな決着も増えるんだろうから、興行としてびみょーになるのか。ふむ。
勝戦の再戦は次回のPRIDEで、ヘビー級王座戦として行われるそうで、期待が高まります。…けど、やっぱ会場にお金出して見に行ってたら、心情的には納得できなかったりするだろうなあ。選手の状況を見れば、試合できなさげなのは納得いくんだろうけど。

※翌日追記
・冷静になって考えると「四強」の残りってシウバとミルコか。シウバもミルコも磐石だわ。
・「ヒョードルの負けじゃん?」って意見は結構多いみたいで、安心。