WWE PPV ロイヤルランブル05

日本公演を見に行ったので、最終的な結果はもう知ってるわけだけれど、毎年、ロイヤルランブルってかなり面白いよね。去年のロイヤルランブルのビデオ、まだ残ってるよ。


■エッジ vs ショーン・マイケルズ
今日二試合やる二人の対戦。二人に一日二回も試合させるのは何かともったいない気もするけど、見てる方としては豪華で良いよね。
最近のエッジは変に気取った雰囲気がなくなってて、ややいい感じ。嫌いじゃない。うまくヒールをやってるよね。むかつくもん。
HBKは思いっきりランブル戦を意識した闘い方で、たびたびエッジをトップロープ越しにリングアウトさせてる。ランブル戦だったら、それでエッジは負けだものね。
「ランブル戦なら、お前、負けだぞ」
とかエッジを煽ってくれても良かったなあ。
と、この試合に限らないけど、エッジはずっとHBKを意識したポーズを続けてるよね。ポーズもそうだけど、今日は足踏みでリズムをとってからのスピアーを披露。これ、ちょっと面白かった。リズムとっても、その体勢じゃ突っ込まないじゃん。
そして、本家のリズム取りからのスイート・チン・ミュージック…って、かわしたよ。逆にリング中央で例の新必殺サブミッション。今のとこ、この技が出たら確実にエッジが勝ってたけど…あぁ、ロープをつかまれた。
でもまあその後、エッジがHBKにフォール勝ちしたから、エッジ的にはOKかな?…ロープ使用のズルフォールだけど。


ロイヤルランブル出場順抽選会
最初はリック・フレアーとエディ・ゲレロの二人から。くじを引いて、大喜びのフレアー。逆に渋い顔のエディさん。
「おめでとう」
とエディが抱擁を求めると、それにフレアーが呼応する。…で、何番なのよ?
自慢げにビショフやロングにそのくじを見せるフレアー。
「その番号でいいのかね?」
「もちろんだ」
改めて自分のくじを見て、フレアーの顔色が変わる。
「ゲレロのやつめ!」
あー、エディさん、すり替えたね?いや、そんな感じはしてたけど。
…で、何番なのよ?


■ハイデンライクとスニツキー
前回の合同PPVに続いて、二人の邂逅。あー、「don't like」と「hate」の違いだ。なんか、ちょっと中学生の英語みたい。…まぁ題材が棺桶って時点で、決して中学英語じゃないけど。
息を荒げながら、
「棺桶は嫌いだ。」
「俺もだ。だが、お前のことは好きだ。」
「…俺もお前のことは好きだ」
とか言ってるあたり、奇妙すぎて笑えてしまう。間違ってもお姉さん方には受けなさそうな二人だけれど。


■ハイデンライク vs ジ・アンダーテイカ
棺桶戦と聞いて思い出すのは、ウォーズマンラーメンマン戦だと思うんだけど*1、あれは同時に金網戦でもあったわけで、そりゃあウォーズマンがベアークロー使おうと、反則になる道理がないわな。
話が根本からずれた。棺桶が運び込まれる間に、タズとコールが棺桶戦の解説。
「キングは棺桶戦の経験があるらしいが、そろそろ自分が棺桶に入ってもいい歳だよな」
「JRもね。」
わー、普段なら片方が悪いこと言うと、もう片方がフォローするのに。RAWのこと話してると、加減がない。
両者、当然だけど棺桶を意識した闘い方。ハイデンライクは避けるように。テイカーは近づけるように。
タズがハイデンライクのパンチを見て、「素人の闘い方じゃない」って言ったけど、根本的に、そこのリングに上がってる、プロじゃんよ。グローブまでつけてるんだよ?まぁグローブつけてたらナックル使ってもいいっていうルール*2ではないけど。
あー、テイカーが、トップロープ上から三角絞め?テイカーさんらしいけど、テイカーさんらしくない! テイカーさんはパワーキャラだけど、本人はサブミッション、大好きだからなあ。日本公演の時にはサブミッション使いまくってたけど、本国のPPVでもやるか。すごいなあ、テイカーさん。
そのままグラウンドでの三角の体勢になったところで、スニツキー乱入。さすが共催PPV。Smack Down!の試合に、RAWの選手が出てきたよ。
二人掛かりでテイカーを攻めて、棺桶の方に引きずって、
「開けろ」
とレフェリーに指示。言われたとおりにレフェリーが棺桶を開けると、わぁ、中に、ケイン!ちょっと本気でびっくりした。そうか、そういえばケインとスニツキーって、抗争中だった。
でもいや、「ケインが兄の危機を救いに来ました!」って言ってもなあ。ケインとテイカーが最後に逢ったのって、生き埋め戦でケインがテイカーを生き埋めにしたときだしなあ…。
何はなくとも、これでスニツキーは排除。試合は一気に、棺桶に入れるか逃げるか、の攻防に。
ハイデンライクが二度くらい、テイカーを棺桶に押し入れるも、ふたを閉じる前にテイカーが復帰して、試合決着ならず。結局、テイカーのチョークスラムツームストンのフルコースを喰らったハイデンライクが、押し入れられて試合終了。
このキャラやってるテイカーは、負けられないよなあ。


■抽選会の続き
というか、エディ、フレアーのいざこざの続き。
ロングがエディに、フレアーの番号を返せ、と詰め寄る。
「電話番号?」
ととぼけるエディさんが、ちょっとおかしい。渋々番号を返すエディ。立ち去ろうとすると、
「まだ終わってないぞ。出せ」
とロング。しょうがないなあ、とばかりに出したのは、フレアーの財布。わぁ、財布まで盗ってたんだ?ってそれ、普通に泥棒じゃんよ。
にしても、何でビショフじゃなくてロングが裁いてるんだろう…?
そしてやっと抽選会の続き。クリスチャンとジョン・シナが抽選。シナは引かずにクリスチャンに任せて帰っちゃったけどね。


カート・アングル vs ビッグ・ショー vs ジョン・ブラッドショー・レイフィールド
三つ巴、反則裁定なしの、WWE王座戦
出場者全員が万全じゃない*3っていうのも面白い状況だなあ。足引きずってたり、絆創膏してたり。JBL政権も長いと思ったら、もう7ヶ月か。
試合開始早々、カートはリング外に出て様子見。トリプルスレッドマッチだと、この戦い方が賢いよね。本来的には。
試合序盤から、実況席へのチョークスラムを狙ってJBLを捕らえたビッグ・ショーだけど、カートがすかさずローブロー。そのままモニタで殴打して、ビッグ・ショーは実況席上にダウン。そりゃビック・ショーが降ってきたら、実況席もつぶれるわね。
そのまま、ビッグ・ショーはダウン。しばしの間、前回のSmack Down!で行われた、JBL対カートのラストマンスタンディングマッチの再戦の様相。
ビッグ・ショーが帰ってきた後は、またしばらくカートとJBLの共同戦線。JBLクローズラインフロム・ヘルと、カートの足へのラリアットの合体技は、ちょっと格好良かった。
その後、ビッグショーの反撃にあって、フェンスを突き破る勢いでタックルを喰らったJBLはリング外でダウン。イスを持ったカートと、ビッグショーの闘いに。ビッグショーの攻撃でカートがダウンするも、すぐさまジンドラックとルーサーが介入。リング外でビッグ・ショーが、ジンドラック、ルーサーと闘っている間に、JBL閣僚たちがJBLをリングに搬入。フラフラ状態のカートにクローズラインフロム・ヘルを見舞って、スリーカウント奪取で、JBLが王座防衛。
あ、決着の瞬間のVTRを見ると、バシャムズたちもビッグ・ショーを止めに行ってるのね。
なるほど、こういう感じの勝ち方だったのか。いや、日本公演見に行くために調べたから、結果は知ってたんだけどさ。JBLもたまには完全勝利したいよね。まぁこの対戦相手だと厳しいかもしれないけど。


カリートバティスタ
ロング罷免の嘆願署名に、バティスタも署名してくれるように頼むものの、バティスタは署名しない。完全にベビーやってるわね。
しかしカリートは、怪我してもずっと出てるなあ。いいキャラしてるものね。
抽選場では、
「あんなに乱入を許して、何がWWE王座戦だ」
「RAWの王座戦だって似たようなもんだろう、エヴォリューションが乱入する」
と、罵り合うビショフとロング。
「ならば、今回の王座戦は、エヴォリューションの立ち入りは禁止にする!」
と、言い放つビショフ。いや、わざわざ言うのは野暮だけど、毎回そうすりゃ良いじゃない。


レッスルマニア21のCM
ユージンとリーガル師匠の、「フォレスト・ガンプ」のパロディCM。これ、日本公演の会場で見たときもかなり面白いと思ったんだけど、昨日*4ちょうど、テレビで「フォレスト・ガンプ」がやってたんだよね。別に見てたわけじゃなかったんだけど、ちょうどザッピングしたときに、
「Run! Forrest Run!!」
って叫んでるシーンを見たから、それを思い出して笑ってしまった。


ランディ・オートン vs トリプルH
世界王座戦。この二人の因縁は、ばっちり作り上げられた感じで、乗れるような乗れないような、びみょーな気分。
試合序盤から、RKO狙いまくりのオートン。RKOは突然決まる技だから、序盤で出されても…と思うのが半分、いきなり決まったらどうしよう、というのが半分。もちろん序盤でRKO決まっても、試合自体は決まらないと思うけど。
さっき、ビッグ・ショーが壊した壁に、Caution!の黄色いテープが貼られてたのは、ちょっと面白かった。確かに立ち入り禁止の場所だよね、あそこは。
HHHが得意の足狙い攻勢で、オートンを攻める。足狙いをやらせると、HHHはうまいよねえ。ついでにコーナー上からのデッドリードライブも喰らって、フレアーから継承したムーヴを一通り披露。
逆転したオートンが、HHHを攻める途中、ロープ付近でのDDTに失敗。HHHがロープをつかんで耐えたんだけどさ。オートンはマットに頭を打った様子で、フラフラ。あー、そうか、これが発端なんだなあ…とか、二週間前の日本公演のことを思い出してみる*5。何かこれ、脳震盪というよりも酔っ払いみたいだけど…散々フラフラして、意識が飛んでる状態のオートンに、ペディグリーを見舞って、HHHが王座防衛。
同じ不完全勝利にしても、HHHとJBLだと、こういう違いがあるわけね。まぁ今回に限れば、HHHの方は他者介入があったわけではないけれど。HHH、やっぱり説得力を持ってるわ。


■出場順抽選会
いい番号をゲットしたのか、意気揚々と通路を歩くナンジオ。入場順番号の入ったカプセルを放り投げて遊んでいると、ぱっと横から手が伸びて、カプセルを奪われてしまう。奪ったのはカート。
「カート、それは俺の番号だ」
「ぼくがもらった。ほしかったらかかって来い」
不満げな表情を見せながらも、引き下がるナンジオ。おー、カートもランブル戦に参戦かあ。今、負けたばかりだものね。
場面変わって抽選会場。
「これが王座戦の仕切り方だ」
「君の手腕には感心した」
と、エヴォリューションの介入を禁止しただけの割には偉そうなビショフと、それをたたえるロング。そこに登場。祝勝会ムードのJBL陣営が登場。いやー、JBLは酔っ払いの演技は板についてるね。
「次のノーウェイアウトでの王座戦についてだが…」
「仕事の話はしらふの時にしろ!だーはっはっは。」
「外部の介入を禁止する」
「元から必要ない。だーっはっは」
「有刺鉄線を張り巡らせた金網戦だ。どうだ?」
「…」
えー?有刺鉄線マッチ?WWEで?そりゃJBLも日本では色々やってたろうけど…有刺鉄線はやったかなあ?なんともWWEカラーとそぐわない気もするけど、どうなんだろうなあ?*6


ロイヤルランブル
おぉ、実況をJRとタズでやるみたい。実況の混合はなかったから、これは面白そう。
まず1番手は、エディ・ゲレロ。さっき、渋い顔してたものね。
もう一人の1番手は、ここまでまったく登場していなかった、クリス・ベノワ。おぉ、去年のレッスルマニアで王座を獲得した者同士の対戦じゃないですか。ていうか、ずいぶん長いこと一緒だったよね、彼ら。
3番手はダニエル・ピューダー。タフ・イナッフの優勝者だね。
「タフ・イナッフの優勝者として、初めてロイヤルランブルで優勝するぜ」
とマイクアピールまでしてリングインしたけれど…、二人から逆水平の共演を喰らって、ベノワのバックドロップを喰らって、エディのトリプル・ブレーンバスターを喰らって、そこに登場した4番手、新人いびり大好き*7なハードコア・ホーリーにもいびられ、とどめのアラバマ・スラムまで喰らって、放り出されて、一人目の敗退。ピューダー、これがちゃんとした試合は初めてだよね。まぁちゃんとしてるかどうかは別としても。しばらくOVWで練習するらしいので、がんばって上手くなって、帰ってきてくださいな。
ピューダーが放り出されたのと同時に入ってきた5番手は、ハリケーン。で、そのハリケーンの入場中に、結託したエディさんとベノワさんの手によって、ハードコア・ホーリーリングアウト。あー、新人いびりのためだけの出場だったわね…。登場したハリケーンも、エディ&ベノワの二人掛かりで攻められ…と、いきなりエディがベノワを裏切って、落としにかかる。ここからは敵同士に戻るわけね。でも、ベノワがハンマースルーで走らせたハリケーンを、エディがロープ際のバックボディドロップでリングアウトさせて、ハリケーンも二人の連携で敗退。仲が良いやら悪いやら…。
6番手の登場はケンゾー・スズキ。結構なブーイングをもらってて、良い感じ。タズに、「気をつけろ、こいつはタフだ」とか言われてるし。良い位置にいるね。リングインすると*8結局また結託した二人に、ボコられる。ケンゾーがダウンしたところで、さっきのお返しとばかりに、ベノワがエディを放り投げる。エディ、何とかロープにしがみついて耐え、ベノワは再びケンゾーを攻撃。
そこに登場した7番手のエッジ。一直線にリングに向かってダッシュして、まずはコーナーにもたれて空いていたエディに、串刺しショルダータックル。続いて逆コーナーの二人にパンチ連打と、さっき辛勝だったわりにはやけに元気。エディを落とそうとしたり、ケンゾーに殴りかかったりと、行動はバラバラだけど。
8番手はレイ・ミステリオ。やっとリング上に人が増えてきて、ロイヤルランブルっぽくなってきた。登場したミステリオは、エッジにブルドック、ベノワにドロップキック、終いにはケンゾーをリングアウトまでさせる大暴れ。その後、エディにケブラドーラ・コンヒーロを喰らってダウン。エディは続けて、ベノワにもケブラドーラ・コンヒーロ。エッジにもやるかと思ったら、それはかなわず、エッジに殴られてた。
9番目はシェルトン・ベンジャミン。そういやIC王者だった。ここでは誰も落ちず。ロープ際での攻防はあったけれど。
10番目は、ブッカーT。と、ここでビショフが登場。参戦するわけではないけれど。なんか言ってるけど、なんだろう?試合の行方にはあんまり関係ないけど、ベノワのシャープシューターで、エディがタップ。もちろん、タップしても負けにはなりません。
11番手、クリス・ジェリコ。あたりかまわず逆水平にエルボー。と、今度はロングも登場。なんか、GM二人で、互いに自分の番組の選手を応援してるみたい。どっかで絡んでくるのかな?
12番手、ルーサー・レインズ。ケンゾー以来しばらく人が減ってないから、ルーサーが出て、何かが変わるかな?
と、うん?何か、選手たちがRAWとSmack Down!に分かれた?
「そうか、あのミュージカルの再現だ」
ってタズが言うけど、「あのミュージカル」って、ロイヤルランブルのCMのことでしょ?あれ、最後は取っ組み合って終わるじゃない。でも、RAW対Smack Donw!って図式は面白いかも。
ベノワ vs ルーサー、
エッジ vs ブッカーT
ジェリコ vs ミステリオ、
ベンジャミン vs エディと、綺麗に番組対抗で試合再開。会場、大盛り上がりだわ。
そこに登場したのは、RAW陣営だけど浮きまくってる、モハメド・ハサン。日本人が見ると、いや、アメリカ人以外のどの国の人が見ても、あんまり間違ったことを言っていないというのが、他国人にびみょーだけど、リング上の全員は、試合を中断してハサンを暴行。…うわぁ、ちょっとここに爽快感は得られないなあ…。アメリカ、怖い…。
で、ちょうどハサンを放り出し終わったところに来たのが、14番手のオーランド・ジョーダン。一気に普通のランブル戦に戻って、ルーサーを攻撃するオーランド。
15番手のスコッティ・2・ホッティは、ダンスで入場…その途中に、退場中のハサンに襲われて、キャメルクラッチの餌食に。ハサンに対して、
「スポーツマン精神の欠片もありません」
とか言ってるけど、さっきの全員で攻めたのは…どうかな?
スコッティは、どうやら出場できないみたい。16番手のチャーリーハース。入場してすぐにベノワに手を出して、ジェリコにもパンチ。そこをブッカーTがキックで倒すと、今度はブッカーTがオーランドにもキック。ルーサーもキックでふらつかせて、リング外へ排除。ルーサー敗退。続けてオーランドもブッカーTに排除されて、敗退。調子に乗ってスピン・ルーニーを決めるも、背後からミステリオがドロップキック、エディがロープを下げて、そのまま転落。ブッカーTも脱落。前回のSmack Donw!でちょうどこの三人が言っていた通り、ランブル戦では互いに敵、ってやつね。とはいえ、怒りの表情でリング上のミステリオに何か言っているブックマン。そりゃまあ怒るわね。
17番手に登場は、レネ・デュプリー。今回は黒いフィフィも一緒。果敢に攻め入るも、ハースに投げを喰らってトップロープに倒れこむようにダウン。さらにハース&ベンジャミンの元タッグチーム王者に、合体技を決められて、今度はマット上にダウン。
続いてベンジャミンは、コーナーにもたれかかっているエッジに向かって走りこんでスマッシュ…しようとしたところをエッジがよけて、ベンジャミンはそのまま華麗にポスト上に着地…したんだけど、残念ながらこれはランブル戦で、そのままリング外に押し落とされて、敗退。
18番手はサイモン・ディーン。ところがサイモン、準備体操したり、器具を装着したりして、なかなか入場しない。そんなサイモンのちょうど目の前で、ミステリオが619。エディがそれを伏せてかわす、なんていう熱い展開が。だけどエディはそのままミステリオにフェイスバスターを喰らって、エッジに放り投げられて、リングアウト。あー、残念。もう少し遅くまでいるかと思ったのに…。で、サイモンは次の選手の入場カウントが0になる直前で、やっとリングイン
そのカウントがゼロになったときに登城した19番手は、HBKショーン・マイケルズ。早速さっき闘ったエッジと対峙して、エッジがダウンすると、ちょうど目に入った、サイモンを場外へ。サイモン・ディーン、準備運動しかしてないよ。HBKは続けて、チャーリー・ハースもリングの外へ。まぁハースはずいぶんと殴り合いとかした後に落としたんだけどね。
ハースが退場したところに、さっきナンジオから番号を奪った、カートが登場。20番か。ナンジオ、そんなに満足げな顔するほどの番号でもないじゃない。悪い番号でもないけどさ。カートも二試合目だってのに元気だよ。出てきたとたんにベノワにジャーマン、ミステリオにフロントスープレックスジェリコにもジャーマン、エッジとデュプリーにはアングルスラムだもの。さらにはHBKにもアングルスラムを敢行…しようとしたところをかわされて、スイート・チン・ミュージック。でもそれはきっちりキャッチして、アンクルロック。それを前転でかわして、ロープ付近でふらつくカートに、今度は綺麗にスイート・チン・ミュージック。カートはリングアウト。やっぱりそんなに激しく二試合は無理なご様子。でも、一瞬しかいなかった割にずいぶんと光ったなあ。さすがカート。でもこれで因縁ができて、いつぞやインタビューで言っていた、カート・アングルHBKの試合が見られるかも?
21番手はコーチ。恐る恐るリングインして、隅っこに。途中、ベノワに手を出してみたものの、一目散にコーナーまで戻って、ロープを握り締めて退避している状態。
22番手のマーク・ジンドラックが入場すると同時に、カートもこっそり二度目のリングイン。そのままHBKを抱えあげてリング下に落とすと、鉄階段で殴打。おー、ますますカート対HBKの色が濃くなってきたよ!実況は当然、カートを責めるけど、まぁHBKも前に、関係ないのに出てきて、ジェリコを敗退させたりしたからなあ。
23番手、ここに来てヴィセラ登場。失礼な言い方だけど、大して活躍しない割りに、いるだけで存在感がある。
結局誰も落ちないまま、24番手のポール・ロンドン登場。いつもどおりスライディングでリング上を滑走して入場したんだけど、さっそくデュプリーにつかまって、ダウン。デュプリーはお得意のフレンチ・ティクラーを披露。そんなことしていると…と思ったとおり、後ろからジェリコに放り投げられて、強制リングアウト。デュプリー敗退。
25番手。ここでようやっとジョン・シナ登場。まずは全員に一発ずつくれてやった後に、やっとTシャツを脱いで、攻撃してきたヴィセラのパンチをかわして、そのまま場外へ排除。ヴィセラ敗退。
続いて26番手、スニツキー。びみょーに今日はすでに登場済みだけど、怪我してる(設定)なのに、ずいぶんと出てくるよね。ここで、ロンドンと対戦。…うん?このロンドンの衣装と、スニツキーの包帯。あ。このシーンって、もしかして…とか思ってると、ロンドンがエプロン上。スニツキーがリング内の状態で、ちょこまか動くロンドンに対して、スニツキーがラリアット空中で一回転してリング外に落ちるロンドン。うん、少し前に、小太郎ぶろぐさんで見た動画だった。すごいなあ、ロンドン*9
リング上では、そんなロンドンには目もくれず、シナとにらみ合うスニツキー。特に因縁はないと思ったけど…?
と、ここで27番手ケインが登場。目はまっすぐスニツキーの方を。リングイン後、早速スニツキーをラリアットで倒すと、近くにいたエッジにチョークスラム。向かっていったベノワにもチョークスラム。シナにも高い高いチョークスラムジェリコにもチョークスラム。ミステリオなんか、完全に片手だけでチョークスラム。映像はロンドンを運び出す担架に移ってるけど、その裏でジンドラックにもチョーク…スラムかと思ったら、首を正面からつかんだまま、場外に放り出した。チョークスルー?ジンドラック敗退。そこにこっそり歩み寄って、背後からパンチを入れるコーチだけど、当然利かずににらみつける。首をつかんでまだ何かを言っていたところに、復活したスニツキーが攻撃。パンプハンドルスラムをお見舞い。
スニツキーの技が決まったところで、28番手バティスタ登場。スニツキーにパンチとトーキックを浴びせると、あっという間に場外に放り出して、スニツキー退場。次はケインと殴り合い。見事、バティスタボムでケインをダウンさせると、走りこんでのボディアタックを企てたジェリコをがっちりキャッチ。そのまま場外へ放り投げて、ジェリコも退場。バティスタ、大活躍だなあ。
で、29番手に登場はクリスチャン。クリスチャンは、さっきいざこざあったシナのところへ一直線。でも手前では、ロープにもたれかかるようにダウンしていたケインに対して、ミステリオが619。ふらついたところに、クリスチャンをダウンさせたシナが来て、ケインを担ぎ上げて、ロープ際まで歩いて、場外にFU。ケイン敗退。
今の連携を見てはっと気づいたのか、いまさらミステリオが、シナに共闘を申し入れてたけど、えーっと、ランブル戦はみんな敵、って、先週、あなたが言ってたんじゃない?
そして30番手のフレアー入場。あの満面の笑みは、やっぱり、30番のくじだったのね。早速フレアーとバティスタが二人掛かりでコーチを掃除。コーチ、ここまで良く残ってたなあ。何にもしてなかったけど。さらに今度はクリスチャンを、ご丁寧にもタイソン・トムコーの上に放り投げて排除。ベノワとフレアーの逆水平合戦も、バティスタが介入して、ベノワを排除。ベノさん、最初からこんな時間まで残ってたのね。まぁ去年はそのまま最後まで残っていたわけだけれど。
と、ここでフレアーがバティスタの排除を画策。バティスタが堪えて、フレアーに詰め寄る。弁解するフレアー。その二人の間を縫って、ミステリオとエッジが、バティスタにダブルドロップキック。バティスタがダウンすると、そのままフレアーと対峙して、エッジのスピアーがフレアーを捉えると、倒れたフレアーを強引に立たせて、リング外へ。フレアー敗退。
ここで、残った、エッジ、ミステリオ、シナ、バティスタが四隅に立って向き合う。おー、やっとこ4人にまでなったか。ミステリオとエッジが先に動いて、それをバティスタとシナが追う形に。バティスタがハンマースルーでシナをコーナーに振って、それを追いかけるようにラリアットを狙うが、エッジはそれを回避。そのままロープに走って、ふらつくバティスタにスピアー!返す刀でシナにもスピアー。残るミステリオにもスピアーで突っ込むが、ジャンプでかわされ、コーナーに激突。ミステリオがドロップトーホールドでエッジをロープにもたれかからせると、すかさず619。ダイム投入のところを今度はエッジがくぐってかわし、そのままハンマースルーでミステリオを放り投げる。何とかエプロンに残ったミステリオだったけど、その場所でエッジのロープ越しスピアーを喰らって敗退。エッジ、がんばってる!*10
ややふらついているバティスタとシナの二人を、同時に攻撃するエッジ。少し距離をとって突っ込んで…行ったところを、二人に担がれて、そのまま場外へ。エッジ、敗退。
リング上にはシナとバティスタ。どっちが勝ってもおかしくないし、そもそもこの二人の試合を普通に見たい! 互いに殴り合う中、シナがバティスタを担いで、FUの体勢に。シナの上で必死にもがいて、何とか脱出するバティスタ。今度はバティスタボムの体勢に、シナを抱えあげるバティスタ。そのままシナが前の方に体重をかけて、バティスタはフラフラとロープ際に。ロープのところでめまぐるしい体重移動合戦が行われて、そのまま二人で場外へ。…同体?
RAW所属のレフェリーはバティスタ勝利のジェスチャー。一方のSmack Donw!所属のレフェリーは、シナの勝利をアピール。リング上で、互いに手を上げあっているところに、ビンス登場。怒りの表情で、滑り込みのリングイン。と、ここで膝をリングに強打して、リングの上で立とうとしても立てない*11。仕方なく座ったまま、レフェリーの言い分を聞く、ビンス。
シナが会場にアピールすれば、バティスタも負けじとアピールする。険しい表情で黙って見ている、ビンス。と、バティスタがいきなりシナの頭をつかんで、トップロープ越しに投げ捨て、これでどうだ、とばかりに勝ち名乗り。すぐさま駆け上ってきたシナが、今度はバティスタを放り投げて、どうだ?の表情。
結局ビンスの裁定で、試合再開が決定。仕切りなおして、改めて互いに担ぎ、抱えあげようと攻防を重ねる中、ついにバティスタがスパインバスターでシナを轟沈。そのまま場外に放り投げて、バティスタ勝利。


意味があるかないかは別として、入場順に並べておこうかな。

  1. エディ・ゲレロ
  2. クリス・ベノワ
  3. ダニエル・ピューダー
  4. ハードコア・ホーリー
  5. ハリケーン
  6. ケンゾー・スズキ
  7. エッジ
  8. レイ・ミステリオ
  9. シェルトンベンジャミン
  10. ブッカーT
  11. クリス・ジェリコ
  12. ルーサー・レインズ
  13. ハメド・ハサン
  14. オーランド・ジョーダン
  15. スコッティ・2・ホッティ
  16. チャーリー・ハース
  17. レネ・デュプリ
  18. サイモン・ディーン
  19. ショーン・マイケルズ
  20. カート・アングル
  21. ジョナサン・コーチマン
  22. マーク・ジンドラック
  23. ヴィセラ
  24. ポール・ロンドン
  25. ジョン・シナ
  26. ジーン・スニツキー
  27. ケイン
  28. バティスタ
  29. クリスチャン
  30. リック・フレアー

勝者、バティスタ


これでバティスタレッスルマニアのメインに出場決定。HHHと対戦するのか?これは非常に盛り上がるところだけど、バティスタレッスルマニアのメインで試合ができるのかどうか、ちょっと不安。
にしても、面白かったなあ。今年のロイヤルランブルも。

*1:一般的にはね☆

*2:新日本とかであるよね、このルール

*3:という設定

*4:この観戦記は日曜に書いてます

*5:詳細は、二週間後のRAWをご覧ください

*6:まぁ例によってこれも、日本公演のときに映像を見たから知ってたんだけど

*7:設定か、リアルか、びみょーに不明

*8:おぉ、新日本を出て行った人たちだらけだ

*9:ここで褒めるべきはロンドンなんですよ。どういうわけか

*10:ここらへん、もう日本公演で見たんだけどさ

*11:リアルの怪我で、この後手術をしました