WWE PPV ニューイヤーズレボリューション

■クリスチャン&タイソン・トムコー vs ウィリアム・リーガル&ユージン
世界タッグ王座戦。そいうえばラ・レジスタンス政権は終わったんだっけか、といまさらながらに気づいてみたり。
トムコ、ひげの形が変わったなぁ、とか、
今日のユージンはホーガンのシャツかあ、とか、
リーガルの鼻血、結構すごいなあ、とか、
思っていたら、ユージンが不可解な膝の痛め方を。あれ?何か、えらいおかしなタイミングでスクールボーイ出して、王者組が防衛…この痛め方、もしかしてリアルじゃあないか?ちょっとー。
リプレイを見ると、ドロップキックの落下で膝が下になっちゃったっぽいんだけど…。大丈夫かなあ?


トリッシュ・ストラダス vs リタ
何だかヒールなのかベビーなのか分からなくなってきてるリタだけど、客席の反応としてはまだベビーみたい。
でもそのリタが、場外のトリッシュに向かって飛んだとき、どうやらまた、膝をやっちゃったみたい。第一試合と同じように、怪我した後が、明らかにレスリングできてなかったから、こっちもリアルっぽい。えーっと、二人も怪我ってのは、多すぎやしないかい?


エッジが、クリスチャンを連れてビショフの元へ。
「マイケルズが裁くなら、絶対俺に不利な裁定をするはずだから、俺は出たくない。俺の代わりにクリスチャンが出場して、明日のRAWで、新世界王者と、俺が戦う。」
と主張。マイケルズがレフェリーをやって得する人は、イルミネイションチェインバーの参加者に誰一人としていないんで、そんなことができるならみんなそうしたいだろうけど、それはそれ。もちろん受け入れられるはずはなし。
クリスチャンが、エッジ以上に残念そうな顔をしていたのが良かったなあ。


シェルトン・ベンジャミン vs メイベン
すっかりヒールに転向したメイベン。ここらで一発、キャラクター作りで成功しておかないときついところ。
いい感じで客の反感は買ってるけど、ずいぶん時間をかけて会場をいじってるのは、もしかして最初の二試合が、予定より早く終わっちゃったせいだったりするのかな?…にしても、「英語できないだろ?」ってあおりは、ぼくらにも通じる話だから、なんとも…。
あ。時間稼ぎかと思ったけど、しゃべり終わったら瞬殺された。でも、その後も結構時間を稼いでいたから、調整の意味は、あったかも?


■ジェリー・ローラー vs モハメド・ハサン
RAWでの討論が、アメリカ以外の国から見ると、ハサンがそんなに間違っていないということはおいておいて、討論に端を発した試合。
キングはフィストドロップを出すも、返されて、最後はハサンの、コンプリートショットっぽい技でフィニッシュ。


ジーン・スニツキー vs ケイン
いまいちどっちが正しいとも言いがたい二人の遺恨なんで、いまいちどっちを応援して良いか分からないんだけど、いまいちどっちかといえばスニツキーは好きじゃないんで、まぁケインが応援されるポジションなのかなあ?でも、ケイン、別に善行に目覚めたとか、まったくそういうのはないものなあ。ただ単にスニツキーと対抗してるだけなんだけど…。
でも、JRといい、客席といい、ケイン支持なのね。ケインが攻めてると、結構盛り上がってる。
フィニッシュは、ケインのなんと、ツームストン。わぁ、もしかして、チョークスラム離れが進んでる?ビッグショーもF5に切り替えたっぽいものね?


■イルミネーション・チェンバー
世界王座戦。参加者は以下
- エッジ
- トリプルH
- ランディ・オートン
- バティスタ
- クリス・ジェリコ
- クリス・ベンワー
- ショーン・マイケルズ(ゲストレフェリー)
誰よりも目立つ入場をかましてくれたのは、ゲストレフェリーのHBK。この人は裏方とか、無理なんだ。でも、この会場の観客は結構良い盛り上がり方をしているよね。
ジェリコとベンワーの二人で試合開始。やっぱりこういう器用な人たちが先鋒を務めないとならないわけね。長丁場だろうに、結構ハイなスパートを見せてくれた二人。そういえばこの二人のシングルって、あんまりじっくり見る機会がなかったなあ。去年だか一昨年だかの日本公演ではかなり盛り上がったけど。
5分経過して、HHHが参戦。やっぱり、器用な順だ。入場直後の無敵時間中に、大暴れして、最近、すっかり流血癖のついたベンワーさんを、今日も流血に追い込んでみたり。
さらに5分経過して、エッジが参戦。ポスト串刺しのショルダータックルを決めまくり。意外と複数人の絡みが少なくて、1対1の連続って言う感じだなあ。やっぱ、みんな仲が悪い(設定)だからかな。まだ、バティスタ出てきてないから、仲間同士がいないしね。とか打ってたら、今度はエッジ、HHHとジェリコを金網に叩きつけ。意外にがんばるなあ。
HHHのぺディグリーがジェリコに炸裂!でも、フォールには行かず。というところで、オートン参戦。他の人と違って、完全にHHH狙いで猛攻。まぁ、鬱憤がたまってるはずだものね。…って思ったらいきなりジェリコRKO。相変わらず空気を読まない必殺技だ…っていうか、ジェリコ、今さっきぺディグリーを喰らったばっかりなんだけど?!
その後、ベンワーがクロスフェイスかけたりシャープシューターかけたりRKOかけられたりしてるうちに、エッジが復活。オートンへのスピアーを狙うも、HBK誤爆。試合前にエッジとHBKで話していたとおり、「手を出されたから」とばかりに、エッジへスイートチンミュージックを放つHBK。あーあ、やっぱりこうなったか。ダメだって、目立ちたがりのレフェリー入れちゃ。…いや、HBKがレフェリーやって、スイートチンミュージックをやらなかったら、それはそれで残念だけど。ぶっ倒れているエッジに、ジェリコのライオンサルトが決まって、3カウント。エッジが、最初の脱落者に。
その後、トリプルジャーマンを決めたベンワーが、待機ボックス*1の上から、ダイビングヘッドバット。前のイルミネーション・チェンバーで、RVDが、ボックスの上からのファイブスターをちょっとしくじったから、もうやらないのかと思ったんだけど、やっぱりやるのか。今回はうまく行ったみたいで、良かった。うん。
ジェリコのウォールと、ベンワーのクロスフェイスの合体技がHHHを締め上げているところで、バティスタ参戦の時間。ドアを開けるのにちょっと手間取ったけど、無事、HHHを救出に成功。あー、きちんとエヴォリューションとして機能するのね。
しかし、かなりみんながフィニッシュムーブを出した後に登場って、やっぱり有利だなあ。目立つって意味では、時間が短い分、不利だけど。
バティスタが、ベンワーをスパインバスター。倒れているベンワーの上に、ジェリコをスパインバスターで叩きつけて、ベンワーを3カウント。あら、散々フィニッシュムーブを喰らい続けてるジェリコ、意外に残るなあ。先にジェリコが消えるかと思ったのに。
その後、まもなくして、バティスタボムでジェリコもフォール負け。これでリング上は、エヴォと、元エヴォ。レフェリーのHBKを含めて、すべての関係の中心にいるのは、HHHなわけで、やっぱHHHはすごいなあ。
バティスタとHHHが交代でオートン攻めていたけど、オートンガ反撃開始。…びみょーに会場の歓声が消えたのは、どういうことだろう?バティスタローブローを決めたあたりで、また盛り上がりだしたけど。で、そのローブローからのRKOで、バティスタ敗退。あー、これでHHHとバティスタの対決は先送りね。
敗退したバティスタがまだチェンバー内に残っているくらいのときに、オートンのRKOが炸裂。フォールをするも、バティスタが乱入しようとしたのをHBKが止めていて、カウントされず。続いて、バティスタ退出用に開いた扉からフレアーが乱入。それをHBKが止めている間に、バティスタクローズラインで、オートンを撃沈。グロッキー状態のオートンに、とどめのペディグリーで、HHHが勝利。
あー、最後は駆け足になったけど、展開が急だったのよ。


これで、HHHが10度目の王座戴冠。ぼくの応援するジェリコは、まぁ流れとしてありえないとは思っていたけれど、オートンとかでも面白かったかも。バティスタとHHHの不穏当な関係は、もう少し引っ張るのね。

*1:正式名称は知らない。