WWE PPV Survivor Series

今回は久しぶりに、スマックダウン、ロウ、そしてスペイン語の三つの実況席が全てリングサイドに並んで設置されてる。これは、誰かが実況席送りになる予兆に違いないですよ*1


レイ・ミステリオ vs ビリー・キッドマン vs チャボ・ゲレロ vs スパイク・ダッドリー
クルーザー級王座のかかった4WAY戦
そういえばキッドマン、結局また、クルーザー級に戻ってきてるのね。この階級にいると、大きいんだよなあ。
クルーザー級ならではのスピーディーかつトリッキーな展開に目を奪われてるうちに、スパイクが防衛。いや、結構すごかったんだけど、何かあえて書き残そうってポイントはあんまり…。すごかったんだけどなあ。


ここらへんで、ハイデンライクとジーン・スニツキーが絡む。別番組の二人が初遭遇。二人で荒い息遣いで顔をくっつけて睨み合ったかと思ったら、
「お前の詩が好きだ」
「お前の赤ん坊事件も傑作だな」
と、お互いに認める発言。まぁ異常者(っていう設定)同士、惹かれあう…のかな?あやしさは爆発してた。


■クリスチャン vs シェルトン・ベンジャミン
IC王座戦
クリスチャンがタイソン・トムコーを伴って入場。あれ、入場曲変えたんだね。前の、好きだったんだけどなあ。何か、少し前に決まったまま、前回のRAWで煽ってくれなかったから、この試合があるの、ちょっと忘れかけてたよ。そんなにすごい遺恨があったわけでもないし。
実況で、
「4カウント以内の反則なら正攻法だ」
というキングに対して、
「無知ですね」
と返すJRは、よく分からなかったけど、訳の関係で伝わりにくくなっちゃったのかな?まぁ、その後、
「つかまらなければ強盗も許されるのですか?」
とか、さらにちょっとズレたことを言い出しちゃってたから、訳がおかしいってわけじゃないのかも。JRは、たまにかなり(日本人には)意味の分からないことを言い出すからなあ。
最後は、トムコーにドラゴンウィップ、その隙を突いて仕掛けられたインプリティアーを切り返してのTボーンスープレックスでベンジャミンが防衛。


カートとエッジが邂逅。そうかそういえば昔々、カートとエッジってライバル的な存在だったなあ。ここでもエッジの本のぷち宣伝。確かに、話題にされると読みたくなるもんね。互いに挑発しあうも、二人ともヒールなんで、そこからどうなるわけでもなく。エッジと別れたカートが、ユージンと絡むシーンは、ちょっと面白かった。


カート・アングルチーム vs エディ・ゲレロチーム
生き残り戦。
あれ、もうこの試合か。結構早いところでやるんだなあ。まぁ王座とかかかってないもんね。
カートチームは、カート・アングルルーサー・レインズマーク・ジンドラックカリート・カリビアン・クールついでにへスースの全員が、同時にカートのテーマで入場。一方のエディさんチームは、まずビッグ・ショーが登場、続いてロブ・ヴァン・ダム、さらにエディさん本人、最後に久々の復帰、ジョン・シナが登場。
前回のスマックダウンで、シナが登場するの知ってたはずなのに、カリートはえらいびっくりした表情。シナとカリート、へスース試合が始まる前に場外乱闘で駐車場まで行って、結局カリートたちは自動車に乗り込んで逃走。…えーっと、帰って来る…よねえ?
一方リングでは、若干の小競り合いの後に、試合開始。シナも戻ってきたんで、最初から4対3の人数比。ベビー側の方が多いってのは珍しいよね。
ジンドラックフルネルソンをエディが耐えてるシーンで、観客が大声援。今のご時世でフルネルソンやっても盛り上がる土壌なんだなあ。日本でフルネルソンなんて、締め技じゃなくて、スープレックスの掴み方の一つって扱いだよ…。
RVDがいきなり爆発して、試合権利のないジンドラックにファイブスター。同じく権利のないルーサーにニールキック。…したと思ったらカートに押さえ込まれた上にロープ悪用されて、3カウント。さらにその後の混乱に乗じて、エディが、いつの間にやら試合権利を持っていたジンドラックをフォール。こちらもロープ悪用。同じ技も、ヒールがやるとブーイングで、ベビーがやると喝采
ここから試合が一気にヒートアップ。さらにさらに、ビッグショーのチョークスラムで、ルーサーも敗退…ってあれ?カートチーム、カート一人ですよ?って、シナのFU、エディのフロッグスプラッシュを続けざまに喰らって、ビッグショーがフォール。…あれ?ベビーチーム、そのまま勝っちゃった?いや、人数比とかを考えると、当然そうなるんだけど、いや、ほら、何ていうか、プロレス的な盛り上がり?あれ? シナ、FUしかやってないし、カリートは帰ってこないし。あれー?


メイベンのインタビューに、再びスニツキー登場というか乱入。そのままメイベンを医務室送り。スニツキー、暴走キャラだから使いやすいのかな?って、さっきは暴走してないけど。
ところでメイベン、試合には出てくるんだろうよねえ…?


■ハイデンライク vs アンダーテイカ
例によって拘束着で登場のハイデンライク。あー、暗転する前に、テイカーさん用のスモークが出ちゃってますよー。
へー、テイカーって、サバイバーシリーズでデビューだったんだ。なるほど、生き残り戦で墓堀人ね。
すごいなあ、テイカー。黙って相手を見てるだけなのに、存在感ありありだわ。ハイデンライクも、ともすれば小物っぽくなっちゃいそうな落ち着きのなさなのに、そんな感じがせずにキャラになってるから、結構良い感じなのかも*2
…うーん、何か会場の盛り上がりがいまいちだなあ。オールドスクールのときに掴み損ねたって感じもしたけど、随分と静かに試合が進んでる。日本の興行って、テレビで見たらこんな感じなんだろうけどね。…日本、テレビに向かないなあ…。
トップロープからのクローズラインも、ビッグブート、レッグドロップでも、いまいち沸かない。チョークスラム予告モーションですらすぐに納まっちゃった。何なんだろ?さっきの試合まではそんなでもなかったよね。うわー、ラストライドですら、この程度?ホント、どうしちゃったんだ?確かにラストライドにしては高さが足りなかったけど。声援も罵声もないってのは、テイカーさんの試合としてはちょっと。…あ、勝敗は、テイカーさんがツームストンでハイデンライクをつぶしましたよ。


わー、アーマゲドン、1月1日放送か。大晦日から、大忙しだな。
ここでビショフのインタビュー。あー、やっぱりメイベンのこと、聞いてるわ。なるほど、交代要員はなしね。確かにここでメイベン抜けたら、あまりにあまりだよね。せっかくPPVでメイン級の試合に出られるってのに。…HBKでもいれば、代わってもいいかもしれないけど。


トリッシュ・ストラダス vs リタ
女子王座
リタの髪の赤さっていいよねえ。長さは別として、自分もやってみたい…とか打ってたら、もう試合終了?リタが制御きかずにイス攻撃で、反則負けですよー。リタ、まだ完治してないのかな?トリッシュがリアルで鼻血出してたけど、やっぱ美麗系の女子レスラーが鼻血出してるのはびみょーだなあ。痛々しく感じちゃう…。


ここで試合終了後のエディさんチームを、セオドア・ロングが直撃。セオドアって字幕だけど、テオドアが近そうだよね。まぁ良いか。最終的には、次回のスマックダウンで、カリート vs ジョン・シナのUS王座戦を組むよ、っていうお話に。PPVでレギュラー放送の宣伝か。PPV見てるくらいなら、普段の放送も見てそうなもんだけどね。


ジョン・ブラッドショー・レイフィールド vs ブッカーT
WWE王座戦
「負けたらスマックダウンを去る」とまで言ったJBL。ズル勝ちするか、ともすればRAWへトレード…それはないか。ブッカーTも、下手に王座を取ると、5Time…って言えなくなっちゃうからなあ。あ、WCW王座じゃなくてWWE王座だから良いのか?
今日のブックさまは、珍しく黄色い手袋。しかも指先は覆われていない、オープンフィンガーの形状。珍しく…っていうか、ぼくの記憶では今まで見たことない。おニューかしらん?
ブラッドショーブッカーTって、常にブラッドショーがリードしてきてた?いや、今、実況でそう言ってたんだけどさ。日本で見てるとWCWの露出が多いからなあ。一時期は圧倒的にブッカーTがリードしてた気分だよね。
あぁ!とうとう、実況席周辺での乱闘が。実況席上のJBLの脚をブッカーTが払って、JBLが倒れるシーン、まだモニターがどけてない状態だったから、ちょっと怖かった。実際に、JBLの頭が、結構モニタに近い位置に倒れたし。
あぁ、ヒューストン・ハング・オーバー*3の予告モーションが、いまいち盛り上がらない…上に、避けられた。
レフェリーの昏倒、オーランドの介入、アナウンサーのジョシュの介入等々あって、結局JBLがベルトで殴打からのピンフォール。うん、実況のノリが明らかに、JBLの防衛を物語ってた(悪い深読み)


■オートンチーム vs HHHチーム。
こちらも生き残り戦。
まぁオートンチームっていうよりは、ぼくの中ではジェリコチームなんだけど。だって、最初にまとめたの、ジェリコだったよ?まぁ、そのチームは、クリス・ベノワクリス・ジェリコランディ・オートンの構成。いや、本当はメイヴェンもいるけど、さっき襲われたんで欠場…らしいよ?今のとこ(ことごとく信用しない)
一方のHHHチームは、HHH、バティスタジーン・スニツキー、エッジ。圧倒的にまとまりがない。一応、セコンドにリック・フレアーがつく。
あー、エッジ、ヒールターンしたら走ってリングインしない。あれ、エッジのムーヴの中では数少ない、好きなムーヴなんだけどなあ。
…試合開始からしばらく経つけど、ジェリコが暇そうだなあ…。今ちょっと、エッジに挑発されてリングインしようとして、レフェリーに止められた。あぁ、オートンにはわざわざ遠い方にいるベノワにタッチされるし。
って、え?何の前振りもなくHHH(対戦権はもっていない)のぺディグリーがベノワに入ったよ?しかもそのままベノワさん、退場になったよ?うわー、ホント、王座なくして以来、扱いが低い…。
オートンチームはこれで二人になったので、さすがにジェリコも参戦。参戦してすぐに、持ち技を結構出してしまったのが気になるところだけど、まだライオンサルトは出してないし、しばらく活躍してくれるだろう。
と、ここでメイヴェン登場。タッチ後の無敵モードを駆使して暴れまくったと思ったら、スニツキーにイスで殴られてK.O.。まぁそのおかげで、スニツキーが反則負けにもなったけど。
その後、ジェリコがぺディグリーをかわしたものの、エッジのスピアーを喰らって敗退。ライオンサルトは最後まで出さなかったや…。
残るはへろへろのオートンと、HHH&エッジ。さんざんボコボコにされるも、お約束のスピアー誤爆がHHHを捉えて、エッジがオタオタしてる隙に、突然のRKOでエッジを3カウント。さらに起き上がったHHHにもRKO…と思ったら、ローブローで防がれる。互いにフラフラしてはいるものの、やや先に立ち上がったHHHが、ぺディグリーの体勢。そこを切り返してのRKOで、オートンが大逆転。…相変わらず、RKOは脈略なく放たれるよなあ。いや、技自体は結構綺麗に決まるんだけど。
これで、オートンチームの勝利。今週から一ヶ月のRAWは、オートンチームのメンバーが代わる代わるGMをやりますよ。うわー、ベノワさんのGM、見たい。…メイヴェンもGMやるのか。びみょーだなあ。


全体的には、ちょっと満足度の低い大会だったような…。4大大会の名に恥じぬ…とは行かなかった気がするなあ。スマックダウン側の生き残り戦が、明らかに物足りなかったし、WWE王座戦は面白かったんだけど、JBLが負けないだろうって言うのが見えちゃったし。
この大会自体よりも、次回からのRAWの方が楽しみってのは、いかがなものかと…。

*1:一般的に"良くない"とされる先読み

*2:正直、ハイデンライクのキャラの不安定さってのは、良いのか悪いのか、よく分からないのよね

*3:お忘れでしょうが、ブッカーTの大技。トップロープ上からの、一回転レッグドロップです。