WWE PPV "Summer Slam 04"

WWE夏の祭典、サマースラムを見ました。まぁ軽く感想を交えながら。
ダッドリーズ vs レイ・ミステリオ&ビリー・キッドマン&ポール・ロンドン
前々回のSmackDownで突如ヒールターンしたスパイクが、いつの間にやらダッドリーズのリーダー格に。入場テーマがスパイクの曲だもん。ダッドリーズの曲も好きなんだけどなあ。そもそもスパイクのヒールってのがなあ、何とも馴染まないよなあ。
試合では久々に3Dが炸裂して、そこからスパイクがフォール。3Dが見れたから良しとしよう。


■マット・ハーディ vs ケイン
”死が二人を別つまで”戦と銘打たれた、リタとの婚姻権を賭けた試合。
…ってここらへん画像がぶちぶち切れ…あー。「信号が受信できません」になったー!そういえばこの時分(録画して見てます)、外は風と大雨と雷がなってたっけか…。うわー。
…再び映像が映った時が、ちょうどケインが勝った時って…。しかもカウントも終わってる風。再放送を見よう。
しかし、そうか。ケインが勝っちゃうのか。ちょっとびっくりだなあ。まだもう少し、このストーリーは引っ張ってくってことね。


■ブッカーT vs ジョン・シナ
US王座戦なんだけど、五番勝負の一試合目なので、どちらが勝っても移動はなし。その日のうちに済まない五番勝負ってのもなあ。ちょっと盛り上がりに欠けるような。
しかし何度見てもブッカーTはしなやかな身体をしてるなあ。
と、思いっきりブッカーTペースで進んでたのに、シナを起こそうとして近づいたところをあっけなく担ぎ上げられて、FUでシナが1勝。うん、何か決まり方があっけなかった。


クリス・ジェリコ vs エッジ vs バティスタ
IC王座を賭けた3WAY戦。入場の最中、さっそくエッジがバティスタにリングから叩き落されて試合開始。試合開始前は何をやっても反則にならないって、よく考えたらかなり不思議ルールだよね。
バティスタの肉体を賞賛するJRのセリフ「NFLに行ってもどのポジションでも通用するはず」。えーっと、ブロック・レスナーを意識してたりするのかな?レスナー、通用してないみたいだけどね。元WWE王者だけど。
会場がトロントだったけど、エッジよりジェリコのほうが人気があるみたい?ちょっと分かりかねるんだけど、エッジがジェリコを攻め込んでると、びみょーにブーイングが混じってたり、ジェリコに声援が飛んだり。そんな中でロープ悪用フォールを見せてみるエッジ。ヒール転向の準備?もしくは空気を読んだのかな?
変則ブルドックでエッジを沈めて、ロープに走るジェリコ。ライオンサルトか?と思いきや、エプロンのバティスタスプリングボードドロップキック。格好良いなあ。
でも、その隙を突かれてスピアーを喰らって、3カウント。エッジが防衛。うーん。この試合も、最後があっけなかった。


カート・アングル vs エディ・ゲレロ
グラウンド主体なのに、これだけ派手に見るのはすごいなあ。
カートの連続ジャーマンのニ発目をエディが崩れながらも切り替えして、アングルロックに移行!カートがサミングで抜けるんだけど、このサミング、いわゆるフレアーのサミングじゃなくて、マジもののサミングだよなあ。総合格闘とかで見るタイプ。えげつない。
カートがエディのブーツを脱がせてアンクルロック!…えーっと、アキレス腱固めほどではないにしろ、アンクルロックもシューズをはいている相手にこそ威力を発揮するタイプの技だと…思っちゃったりするのは日本のファンくらいで、アメリカやカナダのファンは思いもしないらしいんで、スルーしましょう。
その脱がしたシューズでカートを殴って…ってこれ、反則になるのかなあ?普通のドロップキックとかと、当たるものは同じじゃん?まぁその反則気味のアタックから、フロッグスプラッシュでエディさんがフィニッ…え?決まらないの?
フロッグスプラッシュを返したカートが、グラウンド状態のアンクルロックでタップ奪取。ちょっとびっくりしたフィニッシュだ。


次はHHH vs ユージン戦というところで、またしても「信号が受信できません」に。うわー。何たること。しかも今回の中断も長いよ…。


■HHH vs ユージン
あぁ映像が戻ったときには、もう終盤。ユージンがHHHにロックボトム決めてたよ。
うん?中盤くらいだったのかな?
ロックボトムに続いて、スタナー、レッグドロップ、ぺディグリーと、WWEスターの技をことごとくコピーするユージンも見られたし、本家HHHのぺディグリーも見られたし。


■ディーバ・ドッジボール
普段はいがみ合ってるはずのディーバたちが普通に仲良くチームを組んでいるのが面白い。
と、これ、「ドッジボール」とは言われてるけど、いわゆるぼくらの知っているドッジボールじゃないなあ。内野外野がないし、内野のキャッチもないし。
とまあそんな結果とかはどうでも良くて、特に負けの理由にもなっていないビクトリアと、リーダーのトリッシュが最後に争って、コーナー終了。うーん。この企画はハズレだなあ…。


■ジ・アンダーテイカー vs ジョン・ブラッドショー・レイフィールド
あわわ、テイカーの入場シーンで、またもや映像が乱れてる。ちょっと台無し気味…。
しかしいつまで経ってもJBLWWE王者だっていうイメージが定着しないなあ、ぼくの中で。さらにいうとテイカーが王者になるっていう図式もいまいち浮かばない。そもそもテイカー、王座を欲しそうに見えない。
イカーが大試合モードで、関節技を連発。大試合モードっていうか、テイカー自身がこういうのが好きなんだろうなあ、きっと。
イカーのチョークスラムを返すJBLJBLクローズラインフロム・ヘルを普通に返すテイカーさん。…というか、ニ発目のクローズラインを喰らったときは、本当に何事もないつなぎ技を喰らったかのように、普通に起き上がり。えーっと、テイカーさん、JBLクローズラインは常にフィニッシュの可能性を…まぁ確かにあんまり勢いがないクローズラインではあったんだけど。さらに今度は、ラスト・ライドも何とか返すJBL。いや、JBL、ものすごく打たれ強い人みたいになってるよ?いったいどうやって終わらせる気?
って思ってたら、テイカーがベルトで殴打した瞬間を、めずらしくレフェリーが見ていて、反則負け。あー、やっぱそうなるかあ…。
気のおさまらないテイカーは、JBLをボンネットに叩きつける。あら、意外にあっさり引き下がるのね…と思いきや引き返してきて、車の屋根の上でチョークスラムJBLの身体が屋根を突き抜けましたよ!やっぱこのレベルの試合だと、ただじゃ終わらないのね。


クリス・ベノワ vs ランディ・オートン
世界王座戦。こっちがメインイベントってあたり、オートンのプッシュっぷりが分かる気がする。
そこまで大柄じゃない選手同士*1だから、そこそこ動きも派手で、見ていて素直に楽しめる感じ。
途中、オートンがベノワにシャープシューター、切り替えしてベノワもオートンにシャープシューター。ホントWWEって、カナダでヘブナーにシャープシューターのギブアップ確認をさせたくて仕方ないんだなあ。
うわっ!ベノワのトペをオートンが避けた!最初の映像だと、思いっきり頭からフェンスに突っ込んでるように見えたけど、リプレイを見たら一応手で堪えてた。ちょっとびっくりしたよ。首が折れるかと思った…*2
あー、オートンのRKOはいつも唐突に決まるよなー、一度くらいは返すかなーとか思って安心してみてたら、決まっちゃったよ!うわ、ベノワが負けた?え?え?オートン、世界王座戴冠?えー?
これって、間接的にHHH越えしちゃったってことよ?ベノワ、レッスルマニア以来負けてなかったんだから。うわー。どうなるんだ?エボリューション。HHHの求心力が…。


えーっと、ベノワさんお疲れ様月間が、これで終わらないことを願ってやみません。
とか打ってたら、ベノワがリングに戻って、オートンに握手を要求。
「Be a man!」ってうわ、格好良すぎるよ。ベノワさん。そしてリング上でベルトを掲げるオートンは、もはやヒールの顔をしてない。さすがサマースラム。波乱が起こったよ!

*1:オートンは結構背は高いけどね

*2:ベノワに対して言ってる話だと、洒落にならない。